起業・経営

試験研究費の活用による節税

ご相談者ブライトウーマン会員H様

【ご利用内容】

飲食店を経営しています。 光熱費や人件費など見直しはしているのですが、なかなか減らすのが難しい現状です。 そこで、何か良い節税方法があれば教えて欲しいと思いご相談しました。

【感想】

今回試験研究費のお陰で 税額を90,000円ほど抑える事が出来ました。 季節ごとにメニューを変える為、材料費を試験研究費に出来る事は何か特別な事をするわけでもなく節税出来る事を知り大変助かります。 このようなご提案を頂き とても感謝しています。 対応:伊藤央税理士事務所 アドバイザー 伊藤貴久美 「試験研究費」は有効活用されていますか? 試験研究を行った場合、簡単に言うと 「その年度中に行った試験研究にかかった費用の8%~12%だけ、その年度の法人税額を安くする」という措置があります(※限度額があります)。飲食店の場合、新しいレシピ開発に要した食材費・人件費などはこの「試験研究費」に相当します。 その際、新しいレシピ開発に要した食材費・人件費などは試験研究費として経費計上して なおかつその金額の12%を税金から控除出来ます(飲食店に限らず製造業なども対象となります)。対象費用は、新商品などの開発や既にある商品などの改良のためにかかった下記項目です。 a.材料費 b.人件費(試験研究への従事期間がトータルとして相当期間     (概ね1ヶ月(実働20日程度)以上)あること) c.材料費・人件費以外の経費(フードコーディネーターへの謝金など) d.外部に試験研究を委託した場合 ◆節税の効果◆ 一例を上げると以下のとおりとなります。 税引前利益(=課税所得と仮定します) 500万円 法人税額 130万円 試験研究費 材料費 30万円 人件費 30万円(月給30万円の正社員が概ね1ヶ月研究のため活動) フードコーディネーターへの謝金 30万円   ①試験研究費の総額90万円×12%=10.8万円   ②当期の法人税額 130万円×30%=39万円   ③①と②の少ない方の金額 10.8万円だけ、当期の法人税額が安くなります。 なお「どれが試験研究費ですか」 と聞かれた時に直ぐに提示出来るようにして下さい。   <食材>   ・試験研究費の対象となった仕入れにマークを付ける   ・出来上がるまでの経緯を記載し、対象となった仕入れと関連付ける   ・出来上がった製品(商品)の写真を撮る   <人件費>   ・必ずしも連続していなくてもよいので、作業日報(試験研究計画とその内容、    進捗、成果などを記載した記録)   ・年度ごとのファイルして保存 ※ケースバイケースで詳細が変わる事があります。 詳しくは専門家へご相談下さい。